高校を卒業した後、しっかりとした就職もせず、なんば辺りでアルバイトをしながら、適当に暮らしていたのです。
学校時代からのワル友達が、このなんばで遊んでいることもあり、なんとなくなんばの出て来てしまったのです。
梅田とは全く感覚が違い、私のような落ちこぼれでも、なんとか生活が出来る場所でもあったのです。
そしてある日、そんな私にも彼女らしきものが出来たのです。
美容室に勤める彼女は、4歳上のお姉さんでした。
作ってくれる食事も美味しく、毎日が楽しいものでもありました。
しかし彼女が、私に言うのでした。
「仮性包茎、治して来ない?」と言うのです。
どうも仮性包茎は、カスみたいゴミが溜まってイヤと言うのです。
私は、素直に聞き入れることで、即病院へ行ったのでした。
変な話、彼女同伴で病院に行くとは、思ってもみないことだったのです。
そして術後、彼女はかいがいしく私の面倒を見てくれたのです。
そんな包茎治療を経験した私ですが、3年後に結婚出来たのです。